連携企業:株式会社デジタルガレージ
SAPPORO CO-CREATION GATEへのご提案を契機に、札幌市は、市内医療機関のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を支援する取組の一環として、株式会社デジタルガレージと連携し、2025年10月29日(水)に「医療DXセミナー ~実運用でのポイントを解説~」を開催しました。
当日は、TKP札幌カンファレンスセンター北3条での現地参加とオンライン参加のハイブリッド形式で実施し、多くの医療機関関係者の皆様にご参加いただきました。
セミナーは3部構成で行われ、最新の政策動向から導入事例まで、医療DXを実運用するうえでの具体的なポイントについて解説が行われました。
■第1部:医療業界におけるDX化の動きとトレンド
共催企業である株式会社デジタルガレージ様より、医療DXの背景、医療機関が直面する「人材確保」や「コスト増」といった課題とそれに対応するDXサービス、さらにサービス導入にあたっての「情報の取り扱い(3省2ガイドライン)」や「診療フローの変更」などの具体的なポイントについて解説がありました。
■第2部:電子カルテの政策的な動き(動向)
ウィーメックス株式会社様より、国の医療DXの核となる「電子カルテ情報共有サービス」について、2025年度から開始予定であることや、導入のメリット、「3文書6情報」と呼ばれる共有対象の情報など、政策の具体的な内容についてご紹介いただきました。
■第3部:開業・既存開業医における診療DX化のポイント
株式会社APOSTRO様より、システム導入で陥りがちな失敗例を挙げつつ、製造業などの他業種で活用される「ボトルネック理論(TOC)」を用いて院内業務の非効率な箇所を見つけ出す手法を、整形外科クリニックでの導入実例を交えながら、解説いただきました。

札幌市では、今後もこうした公民連携の取組等を通じて、市内医療機関のDX化を支援し、市民が将来にわたり安心して医療を受けられる、持続可能な医療提供体制の構築を推進してまいります。
| 担当課 | 保健福祉局 ウェルネス推進部 医療政策課 |
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