先進技術を組み合わせ、一歩先の未来を提案
ネットドアは、インターネットの発達とともにIT業界を歩んできた私と、サイネージ製造、AI、アプリケーション開発に取り組んできた経営者が立ち上げた会社です。そのため、スタートアップ企業ながらハードウエアからソフトウエアまで、ワンストップで価値提供できる強みを持っています。
社名は、「ネットワークに入るドア」という意味からきています。
各自の得意分野を生かして、ハードから運用、管理までをパッケージにしたデジタルサイネージを売り出し、創業2年目である2020年には1年目の6倍以上の売り上げを達成しています。 デジタルサイネージのみならず、これまでの技術を掛け合わせ、様々な新しい価値をつくるクロステック(X-Tech)の分野で多彩な取り組みを行っております。
人々に驚きと感動を届ける、ソリューション開発
現在、私たちの会社では社員がそれぞれの専門分野を生かしながら、パートナー企業のニーズに応える様々なソリューション開発に取り組んでいます。
ダイナミックな映像が流れる自動ドアや、専用ゴーグルを用いなくても3Dに見える「完全没入空間」を創り、ほかでは得られない驚きや感動をリアルに体験できるシステムの構築に取り組んでいます。この技術を応用し、3D空間演出のプロデュースや映像制作も行っています。
また、身近な例では、モバイル端末を利用して百貨店やショッピングモールなどでオーダーから会計までできる「セルフオーダープラットフォーム」のようなソリューションも提供しています。
欧米ではすでに多用されていますが、物理的なテレビセットを組むことなく、3D映像をセットとする技術も今後国内で活用される予定です。
こうした現実世界と仮想世界(VR)を融合し、新しい体験を創造するクロスリアリティ(XR)技術は、世界規模で急成長し続けており、私たちのこれからのビジネスにおいても大きな柱になっていくと考えています。
最先端の設備と技術を集積した『Deep Tech CORE SAPPORO』
2024年5月、ネットドアはJR札幌駅に隣接するビルにディープテック分野に特化した『Deep Tech CORE SAPPORO』を開設しました。施設内には、実証実験が可能な共用ワーキングスペースや法人登録ができるレンタルオフィス、北海道初のXRスタジオやデジタル技術を生かしたものづくりのための設備が整ったラボを併設しています。
J-Startup HOKKAIDO選定企業に対する施設利用支援プログラムと連動し、年度内に100人規模の起業家、関係者の拠点にすることを目指しています。
私たちは、札幌駅前に設けたこの施設に、企業や、これから起業を目指す学生や研究者が集うことで、札幌発の新たな技術が生まれることを期待しています。
そのきっかけとなるよう、産官学の協働によるイベントや研究会なども積極的に開催する予定です。
食・観光・一次産業・自然と様々な価値があり、日本で最も資源のポテンシャルが高い北海道には、その分課題も発生します。
それらの価値とデジタルを融合させて、課題を解決するための開発・検証をすることで、この場所から新たな価値を創造し、社会貢献していきいたいと思っています。
目指すは社会と人を結ぶ、世界のプラットフォーマー
「札幌未来牽引企業創出事業のサポートを得て上場を目指すことで、予算・財務管理について学びを深め、より安定した経営を実現する会社を目指したいと思います。上場はあくまでも手段の一つですが、成長の大きなチャンスを得られると考えています。」そう語る藤田社長の目は、既に5年、10年後の会社の姿を見つめています。
「目指しているのは、世界規模のプラットフォーマー。そのためにも人材育成のプラットフォームも構築しているところです。」
「『Deep Tech CORE SAPPORO』には、東京にない設備が整い、北海道外の企業が視察や商談にやって来ることも珍しくありません。」と藤田社長。
札幌発の世界的なプラットフォーマーが誕生する日も、きっと遠い未来の話ではありません。