いつでも頼りにされる車のよろず屋であること
私たちの創業者は、かつて馬車の車輪づくりを行っていました。そして、1970年代に札幌の物流拠点となる流通センターが誕生したのを機に、創業者である祖父らが興した自動車整備会社が地域の同業4社と一緒に、大型車整備を行う自動車整備協業組合を立ち上げました。
現在、弊社の特色でもある大型車用工場には、創業時から培ってきた技術と「札幌の物流を守る」という精神が受け継がれています。人体を巡る血液のように、物流は動き続けています。最新の技術と設備を備えた工場がその流れを決して止めない。どんな困ったことにも、優れたメカニックとスタッフが万全の体制で対応できる。もちろん、一般の乗用車でも同様です。
それが「車のよろず屋」である私たちの使命です。
めざましい進化、技術革新で未来の車が現実になった
私が小学生の頃、モーターショーで観た未来の車が現実になろうとしています。既に電気自動車やAI自動運転車などは実用化されています。
今やあたりまえになっている車のABS装置は航空機からトラックへ応用され、一般車に普及しました。私たちが多くメンテナンスを手掛ける大型車は毎年車検が義務付けられ、常に整備の技術もアップデートされ、一般車の整備にも生かされています。
コンピュータをつないで車の整備をすることも今や当たり前になり、整備工場はエラーコードなどチェックを行う特定認証工場へ進化を遂げています。
またLINEを活用し、お客さまの愛車情報を提示する「車のコンシェルジュ」サービスも、札幌では初めて開始しました。これは一般車のほか、大型車にも採用でき、運送会社の車両管理にも役立っています。
多様な人材雇用を進めて、札幌の雇用の受け皿を大きく
私たちは地域に根ざし、「役に立つ人間になろう!役立つ会社を創ろう!」と、 常に考えています。その一環として、フィリピンから10名の技能実習生を受け入れ、ネパールやスリランカ、ベトナムからも正社員として1人ずつ雇用しています。
海外から招いた技能実習生、人材は言葉が壁になるとよく言われます。しかし、EV化やIT化が進む車の整備には英語の専門用語が多く、弊社では彼らの英語力はとても役立っています。それが、働く彼らの喜びと誇りにもつながっています。
また、支店には車の仕組みも楽しく学べる「タミヤ認定ミニ四駆ステーション」を設け、インターン生や技能実習生、ご家族でご来店のお子さんに開放しています。
車に触れるワクワクを体感し、私たちの仕事に興味を持つきっかけになれば嬉しいですね。
みんながもっと笑顔で働ける職場づくりで、人材不足を解決
様々な価値観をもつ老若男女がそれぞれの能力を発揮しながら笑顔で、お客さまのカーライフをまるごとサポートしているリューツー。
小川社長は今から5年前、目指す10年後の会社の姿を、イラストで表現した経営ビジョンを発表しました。その折り返し地点を迎えたタイミングで、SAPPORO NEXT LEADING企業の1社にリューツーが選ばれました。
今、自動車整備業界は人材不足が大きな課題になっています。
リューツーの最大の強みでもある大型自動車整備の現場も例外ではありません。「札幌市の課題解決の伴走支援を受けながら、車と向きあう仕事が、面白くてしゃーない!(面白くて仕方ない)職場づくりを実現して、人材不足を解消したいと考えています」。
イラスト化された経営ビジョンには、創業者が掲げた「経営遊楽」の精神が宿っています。「これからも楽しさのある経営と働き方を大切にして、札幌の街と人に役立てる企業であり続けなければいけません」と、小川社長は熱く語ってくれました。