子どもとよく話すのが、
私の家庭教育

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赤間 しのぶさん(中央区在住)
OSYA MAM代表・インスタグラマー
苫小牧市出身36歳
家族は夫と、高校生の長男・小学生の次男
※年齢は平成31年3月現在
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子どもを自然の中で育てたくて
再び札幌へ
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現在16歳と7歳の、2人の男の子のママです。長男が小学2年のときに夫のメインの仕事先である東京へ。私も夫も北海道出身で自然いっぱいの中で育ったので、子どもが思いっきり走ることもできない東京の環境に疑問を持ち、2015年、長男が中学に上がる前に札幌に戻ってきました。次男の幼稚園は慎重に選び、札幌の中でも特に自然環境に恵まれた園に入れました。敷地内の森で虫を捕まえたり、川で遊んだりと、十分に自然とふれあうことができたようです。長男も札幌に戻ってきたことでのびのび育っています。
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「選択」は常に子どもに任せて
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子育てをするうえで私が貫いてきたのは、「常に子ども自身に選択を任せる」ということです。東京にいるとき、長男をお受験のための塾に通わせていたのですが、試験の直前に、「サッカーがやりたい」と言い出しました。「両立は無理だからどちらを選ぶの?」と問いかけて、息子はサッカーを選んだということもありました。こういう方針を取っているのは、自分を振り返ってみて、子は決して親の思い通りにはならないということがわかっているし、私自身「ああしなさい」「こうしなさい」と言われて育った方なので、そういう親にはなりたくないという思いがありました。長男のことでもう一つ言うと、高校受験の直前に「塾を辞めたい」と言い出しました。どうも勉強ではなく、塾が嫌いだったみたいで、辞めさせたらかえって成績が上がったということもありました。
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子どもと徹底して話すのが、
私の家庭教育
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私が心掛けているのはどんなことでも子どもと話をすること。「今日学校で何があったか」とか「先生がこういうことを言った」とか、小さなことでいいのです。私がいろいろ聞くので、息子もいろいろ話してくれるようになりました。そうしていつも話をしていることで、子どもが考えていることや、小さな嘘もわかってきます。子どもの気持ちをよくわかっていることが、子どもに選択を委ねる子育ての基礎になっていると思っています。
もちろん、私も「部屋を片付けなさい」などと怒ることはありますが、自分のいらいらをぶつけてもどうしようもないので、「どうしていけないのか」そこをちゃんと説明します。
夫は、平日は札幌に戻れないことが多いのですが、その分、週末は目いっぱい子どもと一緒に遊び、子ども達もパパが大好きです。ここぞというときは、夫に話してもらうなど、夫婦の間で自然と役割分担ができているかなと思っています。
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上の子が焼きもちを焼いたら、
一緒に子育てを
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次男が生まれ、お兄ちゃんになったとき長男は小学校2年生。それまで一人っ子だったので、弟に嫉妬したり、赤ちゃん返りをするような行動があったので、私は「一緒に弟を育てよう」と提案。おむつ替えでも、ミルクでもなんでもやってもらいました。そうすることで兄としての自覚が生まれ、弟をとてもかわいがるようになりました。
東京では専業主婦でしたが、今は仕事をしているので、次男は放課後児童館に通っています。必ず私がお迎えていくようにして、次男が一人になる時間がないようにしていますが、どうしても遅くなるときはお兄ちゃんに早く帰ってきてもらって、お迎えに行ってもらったり、いろいろお世話をしてもらっています。とても助かっていて、一緒に子育てしたかいがあったかなと思っています。
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周りの情報に惑わされず
自分を信じて!
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自分自身も子育て中ですが、新米のパパ、ママにアドバイスするとすれば、「自分を信じてほしい」ということ。今はネット上などで情報が氾濫していますが、それに惑わされないで、自分の子育てを信じて、子どもとのコミュニケーションをたくさん取ってほしい。そしてスキンシップも必要だと思っています。私は毎日ハグをするようにしているのですが、それが「気持ちいい」と子どもは言います。子どもに「大切だよ」ということを伝えることが、とても大事だと思っています。
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親として、自分が好きなことを
がんばる姿を子に見せたい
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子どもたちに一番望むのは、ブレずに自分のやりたいことをやってもらうこと。私自身、エステや美容関連の資格や経験を活かして、今、「OSYA MAM(オシャマム)」というママたちが輝けるようなイベントを企画・開催する仕事に力を入れています。幸い毎回たくさんのママたちに参加いただいていますが、どうやったらもっとママたちの思いに応えられるか、リサーチを続けているところです。おかげさまで充実した毎日を過ごしていますが、こうやって親がやりたいとをがんばる姿、好きなことを極める姿を見せることが、きっと子ども達のためになると信じています。