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「東京では見えない仕事」が、ここにはある。
デザイン×技術で挑む、フェンリル流・地方拠点の新しいカタチ。

フェンリル株式会社
北海道支社支社長 畑中善行様

スマホアプリ開発・Web制作・デザイン支援を手がけるフェンリル。2023年12月に札幌に拠点を設立し、全国にある拠点横断のチームで共同開発事業を推進。デザイン×技術を強みに、地域との共創を広げている。

Q.札幌へのご進出の経緯は?

きっかけは、数年前から東京にいて感じていた「北海道の輝き」の変化です。かつては「ポテンシャルがある」と言われるにとどまっていた北海道が、次世代半導体の生産拠点の進出やスポーツ界の躍進など、具体的な「成果」を生み出す土地へと変わり始めていました。

一方で、全国的に展開するビジネスはどうしても画一的になりがちです。それぞれの地域には独自の歴史や人間関係、そして「求められる成果物」の違いがあるはず。フェンリルの強みであるデザインと技術が、札幌や北海道特有のものづくり文化と交わることで、新しい価値が創れるのではないかと感じました。

Q.北海道支社の役割は?

私たちの最大の特徴は、「拠点で仕事を閉じない」ことです。北海道支社のメンバーだからといって、北海道の案件だけをやるわけではありません。東京や大阪、名古屋など、全国の拠点のメンバーと一つのプロジェクトチームを組む「拠点横断型」で業務を進めています。物理的な距離があるからこそ、逆にコミュニケーションが密になり、各拠点の知見が混ざり合う。このハイブリッドな体制が、クリエイティブの質を高めています。

Q. 現在の体制や働き方の特徴は?

現在は14名体制で、そのほとんどが札幌やその周辺に住んでいます。「フェンリルなら面白いことができそうだ」と集まってくれた個人事業主出身の方や、U・Iターン者など、多様なバックグラウンドを持つメンバーが揃っています。 働き方は、出社とリモートを自律的に選択する「ハイブリッドワーク」を採用しています。

Q. 新卒採用について教えてください。

学校の先生とのコミュニケーション作りを大切にしています。先生からのご要望に応じた講義の場などを通じて、学生の皆さんに「デザインとは何か」「技術で何ができるか」をお伝えする機会をいただいています。 そうした活動を通じて、「面白そうな会社だな」と興味を持ってくれた方が集まってきてくれていると感じています。新卒だけでなく中途もそうですが、採用で最も重視するのは「コミュニケーション力」です。チームで価値を出すことを大切にしたいと考えている方であれば、活躍の場はたくさんあります。

Q.札幌市からの支援は?

金銭的な補助金制度はもちろんですが、それ以上に大きかったのが「人脈のハブ」としての伴走支援です。

立ち上げ当初、私が「この学校の先生とお話ししたい」「この企業の方にご挨拶したい」と相談すると、市の担当者の方が驚くほどのスピードで繋いでくれました。おかげで、本来なら数年かかるような信頼関係の構築がわずか数ヶ月で実現しました。この「人の繋がり」こそが、札幌進出の最大の財産だと感じています。

Q. 今後の展望は?

今後は北海道支社のデザイン部門をさらに強化し、大学・企業・自治体との共創を広げていければと考えています。北海道は広大で、地域ごとに全く異なる課題や魅力があります。私たちのデザインと技術の力で、皆さんのお役に立てればと思っています。

企業DATA

フェンリル株式会社

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本社の所在地:
大阪府大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪 タワーB 14F
東京都品川区西五反田2丁目27番3号 A-PLACE五反田 4F
札幌の所在地:
札幌市中央区北3条西3丁目1番44号 ヒューリックスクエア札幌 4F
事業内容:
「デザインと技術」を核に、
スマートフォンアプリ開発やWeb制作、UXコンサルティングを展開。
大手企業との「共同開発事業」を主力とし、
ユーザー体験(UX)を重視したプロダクトを
全国6拠点で創出し続けている。

取材日:2025年11月